熱気球といえば、空でのアクティビティの中でも空を優雅に漂い、眼下に広がる景色を眺め、そのままどこまでも旅できそうな、冒険心が呼び起こされるワクワクするアクティビティだと思いませんか?
一度は乗ってみたいと憧れている方、けっこういらっしゃるのではないでしょうか?
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熱気球/Hot Air Balloonとは?
熱気球は、気密性の袋(球皮/エンベロープ)にバーナーで熱した空気を送りこみ、その浮力で飛行しており、その火力を調整することで上昇と下降をコントロールしています。下記の写真は、バーナーで膨らまされている球皮です。
通常、球皮の下にゴンドラ(バスケット)が備え付けてあり、それに乗って飛行を楽しむものです。
熱気球には、ロープで地上と繋いで、一定以上の距離を超えて上昇をしないようにする場合とロープでつながずに自由に動くことのできるフリーライドの2つのタイプがあります。
フリーライドといっても、上昇と下降は可能ですが、水平に異動するのは、基本的には、調整ができません。なので、風任せとなります。
すなわち、熱気球のパイロットには、高度によって異なる風を読んだり、季節や時間帯によって変わる風向き、天候を理解しなければならず、高度な技術が必要になります。
ニュージーランドの熱気球
熱気球の飛行のためには、その催行エリアの空港との調整が必要になります。
航空路や管制圏などを除いたエリアで飛行可能なエリアが選ばれます。
そういった条件を満たし、ニュージーランドで熱気球にとっての最適な場所は、北島では、オークランド北部、ワイカト、ホークスベイ、ハミルトンやワイララパ、南島では、カンタベリー地方が主なスポットです。
そもそも、ニュージーランドは、都市部を除けば、高いビルなどもなく、広々とした平たんな平野が広がっており、熱気球での飛行に適しています。
北島の上空からは、緑の森林、田園風景、川、湖、ブドウ畑がそして南島では、頂上には雪の残るサザンアルプスなど壮大な景観を眺めることが出来ます。
空から眺める緑の森や湖や川などは、ひと際特別なものとして旅の思い出として記憶に残るに違いありません。
ここでは、広々とした空にカラフルな熱気球で風に乗り、のんびりと下界の風景を楽しむ、熱気球ツアーがいくつかあるのでご紹介します。
ニュージーランド 熱気球ツアー アクティビティ概要
熱気球の飛行に最も適している時間帯は、朝早く、まだ日の出前の時間帯です。その時間帯が一番、大気が安定して安全だからです。
朝早くから集合場所に集まり、飛行準備を行います。シーズンや催行会社によって、集合時間は変動しますが、目安としては、夏は、朝の5時、冬だと6時~7時ころなどです。
熱気球の準備から始めて終了までおよそ4時間~5時間程度かかります。ですが、そのうち、実際の飛行時間は、だいたい1時間というところがほとんどです。
風任せで飛行しますので、着地地点は基本的には『ここ』と決められるわけではないので、だいたいのツアー催行会社では、熱気球に合わせて着地点に車で移動して、熱気球の乗客者をピックアップしてくれます。
飛行後は、軽い食事が出るところがほとんどです。
ニュージーランド 熱気球ツアー催行会社
Kiwi Balloon Company
ハミルトンの湖からほぼ毎日、飛行しています。
天気の良い日には、ルアペフ山やタラナキ山などが見えることもあるそうですよ。
右の画像がフライトエリアです。
費用:大人$370~/小人$300~
URL:https://www.kiwiballooncompany.co.nz/
Ballooning Canterbury
広々としたカンタベリー平野を眼下にまだ山頂に雪の残る南アルプス山脈を眺めることが出来ます。
費用:大人$395~/小人$320~
URL:http://ballooningcanterbury.com/
Sunrise Balloons
クイーンズタウンをベースにしており、ほぼ毎日飛行しています。コロネット・ピークやリマーカブルズなどのスキー場、アスパイリング山など3000メートル級のアルプス山脈、フィヨルドランド国立公園などニュージーランドの大自然の代名詞ともいえるような景観を空から眺めることが出来ます。
また、ロード・オブ・ザ・リングの撮影地としても有名なロケ地も空から見ることが出来ます。
クイーンズタウンのエリア内であれば、送迎があります。
費用大人$545~/小人$345~
URL:https://www.ballooningnz.com/
※費用は、2017年3月現在のニュージーランドドルになっています。変更する場合があります。必ずご自身で確認をするようにしてください。