毎年、ニュージーランドのネイティブ(固有種)の鳥から選ばれる、バード・オブ・ザ・イヤーの2018年版が発表されました。
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2018年のバード・オブ・ザ・イヤーは、ケレル。
Your #BirdOfTheYear for 2018 is that absolute unit, the roundest boi, the devourer of fruit, the whooshiest of whooshes, the mighty kerurū. A big round of applause for the kererū, as well as for @Kereru4PM who ran a top campaign. https://t.co/BMjEN8Pymp pic.twitter.com/Lsf3w0FKGA
— Forest & Bird (@Forest_and_Bird) 2018年10月14日
バード・オブ・ザ・イヤーは、Forest & Bird(フォレスト&バード)という、環境・野鳥保護団体がニュージーランドのネイティブの鳥が直面する脅威に対する認識を高めてもらおうと、毎年開催しています。
毎年、インターネットを使って、一般投票を受けてつけており、誰でも投票が可能で、今年は、5833票を獲得してケレル/Kereruが1位に輝いたそうです。
ケレルは、ウッドピジョンとも呼ばれ、その名の通り、ハトに似ているんですが、ハトよりも美しい羽の色と体も一回りくらい大きな鳥です。
ケレルについて詳しくはこちらの記事もどうぞ:ニュージーランド固有の鳥。ケレルのこと。
ニュージーランドのネイティブ(固有種)の鳥といえば?
ニュージーランドのネイティブの鳥といえば、飛べない鳥の国鳥、キウイが有名ですが他にもニュージーランドでしか見られない希少な鳥が多く生息しているため、バード・ウォッチングを楽しみにニュージーランドへ訪れる人も少なくありません。
気軽に行けて多彩なニュージーランドの鳥に出会える有名なスポットをご紹介します。
ティリティリマタンギ島/Tri Tri Matangi Island(オークランド)
オークランドからフェリーでアクセスできる離島のティリティリマタンギ島。鳥たちの保護区ではありますが、一般の人もアクセスが可能で、絶滅危惧にさらされている、タカへ、コカコ、サドルバック、スティッチバードなどを見ることが出来るとされています。
90分のガイドウォークへの参加がお勧めです。
ティリティリマタンギ島をよく知るボランティアによる説明を受けながら、2㎞(約1~1.5時間)か3㎞(約2時間)のコースを歩きます。島の歴史や、ネイティブの鳥たちが観られるスポット、鳥たちの秘密やリトル・ブルー・ペンギンの巣箱を教えてくれたりエキスパートならではの視点でティリティリマタンギ島を案内してくれます。ガイドの終わりには、飲み物が用意されています。
ツアー詳細
必要時間:少なくとも1.5時間~
開催日:水曜~日曜(クリスマス除く)
時間:フェリーが島に到着後、係の人の説明を受けてだいたい、10時30~スタート
費用:大人10ドル、小人2.5ドル
▼フェリーの時間はこちらからチェック
https://www.fullers.co.nz/timetables-and-fares/
ジーランディア/ZEALANDIA (ウェリントン)
Photo:Neil Leslie
ウェリントンの市中心部からさほど離れていないところに広大な野生動物の保護区、ジーランディアが広がっています。
この保護区に入れば鳥の鳴き声がどこからともなく聞こえてきますし、鳥たちが羽ばたく音などが飛び交い、正に鳥の楽園といった印象を受けます。
ウェリントンンCBDからバスで15分くらいと近くアクセスもしやすく、メンバーシップのパスを購入して日々の散歩に利用している人もいるなどウェリントニアンにとっては普段の生活にとても近いところで自然を感じられる保護区です。
こちらでもガイドツアーがおすすめ。日中、夕方、夜間と時間帯別のツアーが用意されており、それぞれの時間帯によって見られるジーランディア保護区内の野鳥やその他生物の様子が観察出来るのも貴重な体験になるでしょう。
ツアーについて
日中のツアー:大人55ドル、小人27.5ドル 約2時間
夕方のツアー:大人70ドル、小人35ドル 約2時間
夜間のツアー:大人85ドル、小人40ドル 約2.5時間
ジーランディアWEBサイト
https://www.visitzealandia.com/
一般入場料:大人19.5ドル、小人10ドル
何度も訪れたい人には、メンバーシップの購入がおすすめ。大人62ドルで12か月間有効です。家族用だと、大人2人、子供3人で99ドルで12か月有効なので2回以上訪れる可能性のある人には、ぜひおすすめです。
まとめ
オークランドとウェリントンは、多くの旅行者にとってのストップ・ポイントでもあるのでこのエリアからピックアップしてご紹介しましたが、他にもあるので順次ご案内したいと思います。
ティリティリマタンギ島もジーランディアも町の中心地からアクセスのよい交通手段がそれぞれありますので、ニュージーランドのネイティブの鳥たちを見てみたいと思い立ったらすぐにでも行ってみてください。ティリティリマタンギ島は、ちょっと、フェリーの本数が少ないので計画的に事前に予定を組んでおく必要がありますが、ジーランディアは、バスや歩いてでもアクセスできますから、ちょっと時間ができたなぁ、という時にはリフレッシュできる場所ですのでぜひ、足を運んでみてください。