ニュージーランド北島のワインの産地として有名なホークスベイ地方にある、ネイピアは、1931年にあった大地震の影響で市街地のほとんどの建物が倒壊、焼失するといった悲劇に見舞われました。
その後、街の復興のために、当時流行していたアールデコの建築スタイルを取り入れて、街の建造を行っていったという経緯から、今のネイピアには、アールデコの建物が多く、アールデコの首都、と呼ばれるようになっています。
アールデコ・フェスティバル in ネイピア
アールデコ・フェスティバルは、アールデコの建物が多く残る街として、その文化的な価値を祝いつつ、震災を経て、多くの人の悲しみや努力の上に今があるということを再認識する意味も込められています。
このフェスティバルは、とても華やかなもので、アールデコのスタイルを取り入れたファッションをまとった人々であふれ、ヴィンテージカー、音楽、演劇、ダンス飛行機ショーといった華やかなイベントも数多く予定されています。
特にこのフェスティバルでおなじみの、ヴィンテージカー・パレードでは、300台におよぶヴィンテージ・カーがネイピアの街に集結し、その様子は圧巻です。
Photo:media.newzealand.com/en/events/art-deco-celebrations
その他、期間中、合計250ものイベントが予定されており、4万人を超える人で賑わいます。一度は訪れてみたいフェスティバルの一つになるのではないでしょうか。
期間:2018年2月14日(水)~18日(日)