Photo:Fraser Clements
ニュージーランドの大自然の楽しみ方の一つにDOC(環境省)が定めたグレート・ウォークを歩くというのがあります。
これまでは、9つだったのが、最近になって一つ追加(Paparoa Track and Pike29 Memorial Track)されて全部で10のコースがありますので、ニュージーランドの見たい景色、体験したいことを考えながら、どのコースに挑戦するか考えるのも楽しみの一つです。
南島にある、エイベルタスマン国立公園は、海に面した国立公園でカヌーやカヤックといったマリンスポーツも楽しめるため、国立公園の中では、最も小さい面積ながらも夏になると最も多くの人が訪れると言われています。
ここでは、その国立公園内にある、グレート・ウォークの一つである、エイベル・タスマン・コースト・トラック/Abel Tasman Coast Trackをご紹介します。
エイベル・タスマン・コースト・トラック/Abel Tasman Coast Track
エイベル・タスマン・コースト・トラック/Abel Tasman Coast Trackは、ニュージーランドの南島のゴールデン・ベイに接するエイベルタスマン国立公園内にあります。
この国立公園内にあるエイベル・タスマン・コースト・トラックは、森を歩きながらも海岸線の景色も楽しめるのが特徴です。コースの一部分をウォーター・タクシーを使って移動することもできるので、個人の体力やスケジュールに合わせてアレンジできるのも魅力です。
エイベル・タスマン・コースト・トラック概要
およそ60㎞
3~5日かけて歩く
レベル:Intermediate
4つのハットと19のキャンプサイトがこのトラック沿いにあります。年間を通して、前もってハットパスやキャンプパスを予約をしておかねばなりません。
予約期間:2017年7月1日~2018年6月30日
エイベル・タスマン・コースト・トラックのポイント ピックアップ
エイベル・タスマン・コースト・トラック エイベル・タスマン・コースト・トラックは、エイベルタスマン国立公園のベースタウンとなるマラハウからスタートしてワイヌイまで、およそ3~5日間かけて歩きます。
◎マラハウ~アンカレッジ(Marahau to Anchorage)
時間:4時間
距離:12.4㎞
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◎アンカレッジ~バーク・ベイ(Anchorage to Bark Bay)
干潮時の前後それぞれ2時間は、トレント・ベイを歩くことが出来ます。それ以外の時間帯は、山周りのルートを歩きます。干潮の際には、Torrent Bay 河口を歩くことができるのでウォーキング時間を短縮できます。
満潮の時(山周りのルート)
時間:4時間
距離:11.5㎞
干潮の時(トレント・ベイ/Torrent Bayを歩く場合)
時間:3時間
距離:8.4㎞
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◎バーク・ベイ~アワロア(Bark Bay to Awaroa)
時間:4時間半
距離:13.5㎞
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◎アワロア~ファリファランギ・ベイ(Awaroa to Whariwharangi Bay)
アワロア・ベイは、干潮の前、1時間半と干潮の後の2時間の間、歩くことが出来ます。
アワロア~トタラヌイ(Awaroa to Totaranui)
時間:2時間20分
距離:7.1㎞
トタラヌイ~ファリファランギ・ベイ(Totaranui to Whariwharangi Bay)
◎ファリファランギ・ベイ~ワイヌイ(Whariwharangi Bay to Wainui)
時間:2時間
距離:5.7㎞
パンフレットはこちらからどうぞ
・Abel Tasman Coast Track brochure
・Abel Tasman Coast Track walking guide
・Abel Tasman Coast Track trip information sheet and detailed map
エイベルタスマン国立公園への行き方
国立公園のベースタウンは、マラハウ/Marahauです。
ただネルソン~モトゥエカ~カイテリテリ~マラハウ間は、インターシティ・バスは運行していないので、こちら方面へ行きたい方は、エイベルタスマン・トラベルが催行している、エイベルタスマン・コーチラインというバスを利用します。
タイムテーブルはこちらでご覧ください。
エイベルタスマン国立公園へ行こうとする旅行者のほとんどは、マラハウ、モトゥエカを拠点とすることが多いので、特にハイ・シーズンである、ニュージーランドの夏の時期(12月~2月)は、バスや宿泊先は、早めに予約して確保しておくことをお勧めします。