Photo by Emmamccleary
コロマンデルの町から北に3キロほど離れたところにニュージーランドで唯一の山の中に、著名な陶器作家であり、画家でもあったBarry Brickell(バリー・ブリケル)により手がけられたとてもユニークなコースを走る鉄道(ドライビング・クリーク・レイルウェイ)があります。
この鉄道は、ニュージーランドで最も急こう配の傾斜のかかったトラックを走る鉄道でもあり眺望台のアイフル・タワーは、海抜176メートルの高さがあります。
ドライビング・クリーク・レイルウェイのコースはジグザグとした構成になっており、通常の鉄道線路のレール間隔より狭く(狭軌)、U字型の螺旋のような箇所が2つ、トンネルは3つあり、5つの陸橋と5つの橋、水車もあったり、とにかくユニークな乗車体験ができます。
Contents
ドライビング・クリーク・レイルウェイの紹介
このドライビング・クリーク・レイルウェイは、2つの乗車プランがあります。
アイフル・タワー・レイル ツアー(EyeFull Tower Rail Tour)、とグローワーム・レイル ツアー(Glow Worm Barbeque Tour)季節限定です。
アイフル・タワー・レイル ツアー(EyeFull Tower Rail Tour)
およそ1時間ほどの乗車体験ツアーで鉄道の運転手からルートの案内やBarry Brickellのまつわる話、鉄道の技術的な説明や鉄道のルートから見られるアートワークやスカルプチャー(像)などについて語ってくれます。
アイフル・タワー・レイル ツアー(EyeFull Tower Rail Tour)詳細
【料金】
大人:$35
小人:$13
家族(4人):$83~
夏の時期は、指定の祝日を除いて毎日8回、冬の時期は、毎日6回の運行しています。
オンラインから予約しておくことをおすすめします。出発の時間の20分前に集合するようにしてください。ツアーは約1時間です。
詳しくはこちら
グローワーム・レイル ツアー(Glow Worm Barbeque Tour)
ニュージーランドの夏季限定のツアーです。夜の7時にこのツアーは出発し、アイフル・タワーにて日没の様子を眺めつつ、各自で持ち寄った食材(BYO)でバーベキュー・ディナーを楽しむというものです。
日没後のBYOバーベキューを楽しんだ後、帰りの便では、グローワームを目にするチャンスがあるかもしれません。さらに運が良ければ、保護区内で生息している夜行性の野生のキウイの鳴き声も聞くことが出来るかも。
グローワーム・レイル ツアー(Glow Worm Barbeque Tour)詳細
ニュージーランドの夏期限定:未定
【料金】
大人:$50
シニア/学生:$47
小人:$13
家族(4人):$113~
オンラインから予約しておくことをおすすめします。出発の時間の20分前に集合するようにしてください。ツアーは約2時間半です。※バーベキューコンロやトング、テーブル、椅子などはありますが、食材、飲み物、お皿、カトラリー、懐中電灯はご自身でご用意ください。
とにかく素晴らしい景色が広がっています。
眺望台のEyefull Towerからの眺めは素晴らしく、ハウラキ湾とキウィが棲む原生林が生い茂って美しい保護区域を一望することが出来ます。
この鉄道を作った、Brickellは、環境保護にも大きな関心を寄せていた人で1973年当時、彼は、低木が茂る、松だらけになってしまった農地を元のヨーロッパからの移民などがやってくる前の状態に再生しようと努力をした方でした。残念ながら2016年に亡くなられましたが、何千本ものカウリ、リム、トタラの木を植え、保護区域の再生に務めた方です。このツアーに参加することで彼が何を成し遂げたか、そしてその素晴らしい森の姿を目にすることが出来ます。
また、鉄道のトラック沿いには、彼がワインの空きボトルで作った擁壁(がけ地の土砂崩壊防止や、傾斜地のヒナ壇型造成地の段差が崩れないように保護する壁のこと。)を目にするでしょう。見た目にユニークでなおかつ擁壁としての機能を持つ物を作る彼のアイデアには驚かされるものがあります。
ドライビング・クリーク・レイルウェイへの行き方
【住所】
380 Driving Creek Road
Coromandel 3506
New Zealand
WEBサイト:https://dcrail.co.nz/
車
オークランドから車で2時間半~3時間
長距離バス
インターシティバスが運行しています。
フェリー
オークランドから約2時間のクルーズは、こちらのサイトから探すことが出来ます。コロマンデル半島へのフェリー運航を調べる。
また鉄道に乗る以外にもアートギャラリーやカフェでゆっくりできますし、野生動物保護区を散歩したり、スカルプチャーのある庭を散策することもできます。
そしてここに、新たなジップラインという、アトラクションが作られるそうです。
これは、鉄道で行きついた最終地点からジップラインを使って戻ることができるようになるのだそうです。完成が楽しみですね。
▼参照
https://www.stuff.co.nz/travel/destinations/nz/95130938/world-famous-in-new-zealand-driving-creek-railway-coromandel