トランピング

ニュージーランドのトランピングを安全に楽しむため必要なこと

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Photo:Tareen Ellis

ニュージーランドのトランピングのベストシーズンは、夏の時期、10月~4月下旬あたりです。
特に12月~3月は、年間で最も忙しいピーク時とされます。クリスマスやスクール・ホリデーも入ってくるので、ハットの予約もすぐに埋まってしまうので早めの予約が必須になってきます。

ところが、ピークのシーズンが過ぎて冬に近づくにつれて、標高の高い山には積雪があったり、気象条件も厳しくなってくるので夏期以外は、トラックがクローズするところもあります。冬の時期にトランピングをする場合は、なめてかかると大変なことになります。一層の注意が必要となります。

おすすめ記事:ニュージーランド 冬のトランピングは、気を付けて。

ここでは、トランピングを安全に楽しむため必要なことをご紹介します。

出発前の装備(夏のシーズン)

ニュージーランドをトランピング。必要な装備。持ち物。
Photo by Alice Donovan Rouse
ガイド付きのトランピングの場合は、いろいろと用意をしてくれているので、最低限自分が何を持っていけばいいのかガイドに確認すればいいですが、個人でトランピングをする場合、どういったものが必要がご紹介します。

日帰りのトランピングの場合

食料

行動食を用意する

  • シリアルバーのようなもの
  • チョコレート、クッキーやナッツ、ドライフルーツ

など

水(水筒・ペットボトルも可)
  • ショート・ウォーク程度なら500ml~1L(目安)
  • 日帰りでも往復8~10時間歩くなら、2L~3L。(目安)
服装
  • 登山靴/トレッキングシューズ

ショート・ウォークならスニーカーでもいいかもしれないがスニーカーよりも脚の疲れが違うし、ぬかるんだ道も滑りにくく安全

  • 腕時計(防水)
  • ヘッドランプ

鬱蒼とした原生林は意外に暗く、ハプニングがおきて下山が遅くなった時のためにも用意しておこう。

  • バックパック/リュックサック

体に合うものを選ぼう。ショート・ウォークなら普段使いのリュックサックで間に合うことも。

  • 防寒着

フリースやダウンなど

  • 上着・ズボン

雨にぬれても乾きやすくて保温性のあるタイプを選ぼう。例えば、上着は、ポリエステルなどの化繊素材の長袖。
ズボンも化繊素材のもの。ジーンズなどは、ショート・ウォークならいいが数時間歩く場合はやめた方が良い。夏は半ズボンでもいいが、虫よけなどしたほうがよい。

  • レインウェア

山の天気は変わりやすいので、いつ雨が降ってもいいように必携。
ジャケットとズボンそれぞれ用意。レインコートやポンチョは、動きにくく、風を受けるので不向き。

【その他】

  • ごみ袋(ごみは持ち帰る)
  • 日焼け止め
  • 虫よけスプレー
  • サングラス
  • 帽子

ハット泊がある場合

ニュージーランドをトランピング。必要な装備。持ち物。
Photo by Blaise
数日間のハット(山小屋)での宿泊を含む場合には、日帰りの装備にプラスして持っていくとよいものをご紹介します。

服装

日帰りの時よりも、質の良いものを用意したほうがいいです。シャツ・ズボン・下着・ソックス・防寒着。コットンは避けて乾きやすいものを。

食料/行動食

トランピング用のフリーズドライ商品、高エネルギーで日持ちのするもの。調理も簡単なもの。パスタ、米、ラーメン、ドライフルーツなど。夏期のハットには、水が十分には確保できていないこともあるので、ハットの近くに水場(小川や湖)を見つけたら、水筒に確保しておくのもいいですよ。

調理具

ストーブ(バーナー)、ストーブの燃料、クッカー(料理用の鍋)、箸やスプーン、燃料、マッチ、ナイフ、食器、軍手(調理具が熱くなるので。綿100%のものを)

その他
  • ヘッドランプ
  • 地図
  • コンパス
  • トイレットペーパー

濡れないように芯を抜いて、ジップロップに入れるといいです。

救急用の薬、ガーゼなど

  • タオル

速乾性のあるタオルがお勧めです。

  • ライター
  • 寝袋
  • サンダル
  • 洗顔道具
  • トレッキングポール(ストック)
  • ゲーター(スパッツ)
  • ロープ

塗れた服などを乾かすときに。

  • ろうそく、ろうそくホルダー

(電気のないハットでは役立ちます。)

ハット/山小屋の手配を自分でする方法

ニュージーランドのトランピング。ハット/山小屋の探し方、予約、料金について
Photo:Tareen Ellis
数日かかるトランピング・コースに挑戦するなら、宿泊するハットも自分で予約しなければなりません。
ハットは、クオリティ・レベルによって料金が異なっています。ここでは、ハットの種類と料金、予約の仕方などをご紹介します。

グレートウォークのハット/Great Walk huts

グレートウォークのハットが一番快適なハットと言えるでしょう。マットレス、給水設備もあり、トイレ、洗面所の設備、暖房、燃料もあります。太陽光の照明システムがあるところや調理設備の整っているところ、管理人がいる場合もあります。

費用

大人: $22~70(一泊)
小人・幼児: 無料

サービス・ハット/Serviced huts

マットレス、給水設備もあり、トイレ、洗面所の設備、暖房、燃料もあります。調理設備、燃料、管理人がいる場合もあります。

費用

大人: $15(一泊)
ユース: $7.5(一泊)
小人・幼児: 無料

スタンダード・ハット/Standard huts

マットレス、給水設備、トイレがあります。

費用

大人: $5(一泊)
ユース: $2.5
小人・幼児: 無料

ベーシック・ハット/bivvies

基本的なハットです。非常に基本的なシェルターとしての限られた機能しかありません。

費用

無料

年齢について
大人:18歳以上
ユース:11~17歳
小人:5~10最
幼児:0~4歳

詳しくはこちら:DOCハットのカテゴリー

ハットの探し方

DOCは、全国950以上にもなるハットを管理しています。宿泊したいハットの設備や費用、支払いなどを確認するには、DOCのWEBサイトで確認できます。

また、ハットの場所を地図から探したり、ハット名で検索して詳細を調べることもできて便利です。下記の画像は、グレート・ウォークの一つ、有名なミルフォード・トラックを調べてみました。近辺に青色のハットのアイコンがあるのでそれをチェックしていって、設備の内容、ベット数を確認したり、予約をしていくといいですね。
ニュージーランドのトランピング。ミルフォードトラック。

ハット以外にもキャンピング・サイトやグレート・ウォークも地図上で確認出来てハットの予約もオンラインでできます。DOCのビジターセンターも検索できるのでハット・チケットやハット・パスを買いに行くときに住所を確認できて便利です。

ハットの予約・料金支払い方法

ほとんどのバックカントリーのハット

バックカントリー・ハット・パスかハット・チケットを出発前に購入します。前もって予約ができないのでハットに着いた時には、もしかしたら空いているベットがないということもありえます。早い者勝ちです。(もし、全部のベットがうまっていたら床に寝るしかないということです。)

いくつかのバックカントリーのハット

予約が出来るハットがあります。その場合、オンラインからもしくは、ビジターセンターなどで予約する時に料金の支払いをします。

いくつかのグレートウォークのハット

一年を通して予約が必要です。グレートウォークのシーズンにならなければ予約ができないものもあります。(それぞれのグレートウォークによって時期は変わってきます。)
予約時に支払いをします。

※ここでは、グレート・ウォーク以外のハットをバックカントリーのハットと表記しています。

料金の紹介

バックカントリーハット・パス

6か月もしくは12か月のうちで、複数日ハットに宿泊する場合は、バックカントリー・パスを購入するとお得です。
期間内であれば何度でもサービス・ハットとスタンダード・ハット、そしてサービス・ハットの外にあるほとんどのキャンプサイトで利用が出来ます。
※いくつかのバックカントリーのハットとグレートウォークのハットには使用できません。

 大人ユース小人幼児
6か月$92$46 free free
12か月$122$61free free
バックカントリー・ハット・チケット

ハットを利用するごとに支払いをする方が良い人には、ハット・チケットの利用もよいでしょう。

  • サービス・ハット・チケット×1→サービス・ハット一泊
  • スタンダード・ハット・チケット×1→スタンダード・ハット一泊
  • スタンダード・ハット・チケット×3→サービス・ハットに一泊

※大人とユースのチケットが販売されています。

バックカントリーハット・パスとハット・チケットの購入

・どちらもファックスかEメールでこちらのオーダーフォームを記入したものを送信します。
もしくは、バックカントリーハットチケットは、直接、DOCのビジター施設やYHA、i-Siteで申し込むことができます。最寄りの各所は下記のページから調べることが出来ます。
http://www.doc.govt.nz/hutticketretailers

トランピングにおけるマナーと注意すること

ニュージーランドのトランピング・コースは、グレートウォークにしろ、バックカントリーにあるコースにしろ、DOC(環境省)により環境保全を考え抜かれた上に整備されているものです。

きちんと用意されている環境を勝手なことをして台無しにすることがないように最低限以下のことには気を付けましょう。

トランピング中

・鳥や動物にエサを与えない。
・植物をむやみに傷つけたり、引き抜いたりしない。
・DOCの整備したトラック以外のコースを歩かない。
・ごみは持ち帰る
・トイレ以外の場所でやむを得ず用を足す場合は、必ず地中に埋める。

ハットでは、

・洗剤を使って食器を洗わない。
・水は必ず3分以上煮沸する。
・汚れた靴や服は、ハットに入る前に脱ぐ。
・小屋内では騒がない。
・キャンプは決められた場所でしかしない。
・火器には気を付ける

ニュージーランドのトランピングは自己責任です。

ニュージーランドのトランピング・コースは、DOCによって整備されているとはいえ、よく考えれば「これって、危険じゃない?日本だったら絶対、柵とか手すりありそうなのに…。」っていうところもちらほらあります。ハットもさすがに改修しないと危険だよな…、というのも実際見かけることがあります。
とにかく、ニュージーランドのトランピングは自己責任で、という雰囲気がぷんぷんします。
※万一に備えて海外旅行保険には入っておいた方がいいと思います。

あと、忘れてはいけないのは、ハットやテントなどで一泊するトランピングの場合は、DOCのビジターセンターに予定の申告をしましょう。
そして、宿泊予定のハットに着いた時は、ビジターブックがあるので必ず名前とトランピング・ルートを記入するようにしましょう。もし、何か緊急事態が発生した場合、道に迷った場合など救出隊にとってあなたの捜索を手助けする手掛かりになるからです。
無事にトランピングから戻ったら、終了した時の報告もDOCビジターセンターに忘れずに必ず行いましょう。

それでは、ニュージーランドのトランピングを安全に楽しんでください!

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